山口の家と内装と、暮らしのあたたかさ

山口の冬は、思っているよりも冷え込みます。山の方に行けば朝は霜が降り、海沿いでは風が強い。そんな寒い朝でも、家の中の壁や床に触れると、どこかほっとする温もりを感じます。
最近、友人が内装を少しリフォームしたという話を聞いて、私も家の中をじっくり見つめ直すようになりました。毎日見ている天井や壁紙って、実は暮らしの中の「空気のような存在」なんですよね。気づけば、季節や心の変化を静かに映してくれているような気がします。

山口の風土と、家の中のやさしい工夫

山口県は、瀬戸内海と日本海の両方に面した少し不思議な県です。地域によって気候が違い、湿気が多い場所もあれば、乾燥しやすい土地もあります。
だからこそ、山口では内装の素材選びやデザインには、その土地の“気候との付き合い方”が反映されているように思います。たとえば、木のぬくもりを生かした床材や、調湿効果のある壁材など。そうした工夫が、ただ「見た目のきれいさ」だけでなく、暮らしそのものを穏やかにしてくれるのです。

我が家も数年前、リビングのクロスを張り替えました。ほんの少し明るい色に変えただけなのに、朝日が入ったときの印象がまるで違う。あの日の感動は、今でも覚えています。

内装が変わると、気持ちも変わる

不思議なもので、内装を少し変えるだけで、家にいる時間が楽しくなるんです。
カーテンの色を替えたり、照明を変えたりするだけでも「ちょっと素敵に暮らしている自分」に出会える気がします。家って、ただの建物じゃなくて、“自分を映す鏡”のようなものなんですね。

山口のように四季がはっきりしている土地では、季節の移り変わりを感じながら、家の中もそのときどきの空気に合うよう整える。そんなふうに暮らせたら、毎日がもっと豊かになるのだと思います。

山口の家に流れる時間と、内装のやさしさ

山口の街を歩くと、古い町家や新しい家が並んでいます。どちらにも共通しているのは、住む人の工夫とやさしさが“内装”に表れていること。
木の香りが残る廊下、ほんのり明るい障子越しの光。そうした空間が、日々の疲れをやわらげてくれます。

家の中って、誰にも見せないけれど、自分にとっていちばん大切な場所。
だからこそ、そこに流れる空気を大事にしたい――そんな思いを、山口の冬空を見上げながら、ふと感じるのです。