三佐でデイサービスの存在を考えるようになった日

先日、久しぶりに母を連れて三佐のあたりを車でゆっくり走りました。昔から馴染みのある場所なのに、どこか懐かしくて、新しくて。そんな町の中でふと目に入ったのが「デイサービス」という看板。今まであまり気にしたことがなかったけれど、その瞬間、まるで背中を軽く押されたような気がしました。

母ももう80を超え、元気でいてくれるものの、やっぱり日によっては足が重たそうだったり、気分が沈んでいる日もある。そんな母を見ていて、「このままでいいのかな」と考えることが増えたんです。

三佐のデイサービスがくれた“通う”という選択肢

三佐って、昔から住んでいる人と、新しく移り住んできた人が程よく混ざり合っている町。そんな町だからか、美佐のデイサービスもどこか家庭的な空気を感じるところが多いんですよね。

調べてみると、三佐には高齢者向けの通所介護施設が複数あり、それぞれに個性や工夫があるみたいです。リハビリに力を入れているところ、食事や入浴が快適にできるよう設計されているところ、レクリエーションが楽しいと評判のところ…。選ぶ側としてはありがたい反面、どこが母に合うのか迷ってしまうのも正直なところです。

でも一つ言えるのは、「家以外に行く場所がある」って、それだけで心が元気になる気がするんですよね。

介護は“頑張りすぎない選択”をすることかもしれない

家族の介護って、最初は「できるだけ自分たちでやろう」って気持ちが強くなるんです。でも、その気持ちが強すぎると、かえってお互いが疲れてしまうこともある。そんなとき、デイサービスという存在は、“ちょっとひと息つく時間”をくれるような気がします。

三佐の町の中に、信頼できそうな施設がいくつもあるというのは、心強いことでした。何かあったらすぐに相談できる、そんな近さがある。それだけで、少し肩の力が抜けるような気がするんです。

“いつか”ではなく、“今”から考えておきたいこと

母も最近、「誰かと話す時間が増えたらいいな」とぼそっと漏らしていました。その言葉を聞いて、「デイサービスを使うのって、全然悪いことじゃないな」と思えるようになりました。

三佐という土地のやさしさの中で、家族みんなが無理をしない暮らし方を探す――そんな選択肢の一つとして、デイサービスがあるんだなと感じています。