加古川市の放課後等デイサービスを利用するには?手続きの流れを解説

加古川市では障がいのある人が安心して暮らせるよう、障がい者支援の取り組みを強化しています。その中でも、次世代を担う子どもたちに向けた支援のニーズが拡大している現状を受け、療育機関の体制が整備されています。
今回は療育事業のひとつである加古川市の放課後等デイサービスに注目し、利用方法などを解説します。

放課後等デイサービスとはどんな事業?

放課後等デイサービスとは、主に小学生から高校生までの障がいを持つ子どもに向けて、放課後や長期休暇などに療育を提供する通いの施設です。一人ひとりの発達に合わせたプログラムに沿って、生活能力の維持向上やリハビリなどの機能訓練を行うことができます。集団生活の場でありながらも、それぞれの特性や意向を尊重した支援を目指しています。
利用にあたって保護者の就労の有無は問われません。放課後等デイサービスは家族の相談窓口やレスパイトケアの役割も担っており、利用者の需要が高まっています。

加古川市で放課後等デイサービスを利用したい!手続きの流れは?

放課後等デイサービスを利用するには、身体障害者手帳や精神障害者保健福祉手帳、療育手帳、または障がいがあることを証明できる書類が必要です。
加古川市では、申請をオンラインまたは障がい者支援課の窓口で行います。その後、利用者が相談支援事業者を選んで契約を結び、サービス利用にあたっての計画相談を依頼します。保護者立ち会いのもとで子どもとの面談(調査)も行い、これらの手続きが済んだら支給決定通知が送付される流れです。
放課後等デイサービスは1割負担で利用できますが、その費用は世帯所得に応じて決まっています。収入に応じて変わる可能性があるので、心配な人はおおよその金額を確認しておくと良いでしょう。

加古川市の放課後等デイサービス事業者は増加している

小学生から高校生までの就学期は、社会人に向けての準備期間でもあります。成長発達はもちろん個性や強みがより活きてくる時期なので、放課後等デイサービスでの療育は子どもたちにとってニーズの高い支援といえますね。
加古川市には40件以上の放課後等デイサービスがあり、年々事業所が増えています。療育支援の推進により、これからも障がいのある人が住みやすいまちとして発展していくと良いですね。