今後ビジネスはグローバル化する、と言われ始めて30年近く経ちました。
その間に様々なIT技術が向上し、コロナ禍にあっても人が往来しない形でグローバル化したビジネスが続けられています。
このような状況にあっても、国際環境への知識は必須ということになります。
そして世界史の教養も必要です。
なぜなら、「なぜそうなったのか」を知らないと表面的な知識だけになってしまい、簡単に忘れてしまうからです。
そして、世界史の前に日本史を勉強しましょう!普通、自国の歴史や文化を知らない人間は尊敬されません。
日本史を勉強した上で、世界史の知識を身につけることが大事だと思います。
歴史入門には戦国時代がオススメ
歴史の勉強なんて学生の頃にしたきりだよ……なんて人には戦国時代から歴史に触れるのがオススメです。
まずはドラマや漫画、小説など手に取りやすいものから読んでみましょう。
正しい知識よりも武将の名前や地名に慣れることが先です。
興味が湧いてきたら物語ではなく、歴史解説本を手にとってみましょう!戦国時代は様々な合戦があり、解説本も物語として楽しめると思います。
ちなみに様々な媒体で紹介されている武将たちのエピソードの多くは、信長公記やフロイス日本史、藩翰譜など当時書かれた歴史書からの引用です。
深い知識をつけたい人はそれらの書籍も読んでみましょう。
特に藩翰譜は現代の書き方に近く読みやすいのでオススメです。
文化を知りたいなら江戸時代
様々な文化や芸術が花開いたのが江戸時代です。
現代の日本文化の基礎も主にこの時代に形作られました。
江戸時代には、有名な浮世絵の他にも華麗な屏風絵、天井絵が描かました。
また、日光東照宮を初めとして現代に残る多くの寺社仏閣が建築されました。
江戸時代入門には実際に美術館や寺社仏閣を訪れるのが一番です!また、そんな時間はないという方にオススメなのが「国会図書館デジタルコレクション」です。
国会図書館が所蔵している浮世絵をWebで楽しめます。
これを切っ掛けにして、江戸時代の文化を学んでいきましょう。
現代日本に大きな影響がある明治から昭和
これは私見ですが、正直言って、歴史に触れてきてなかった人が最初にこの時代を学ぶのはオススメしません。
20世紀前半は世界全体が戦争や様々な悲劇に包まれていた時代で、憂鬱になりがちだからです。
一方で、この時代を学ばないと現代日本の「なぜこうなっているの?」を理解できません。
現代日本の法律に大陸法と英米法が混在している理由は、明治期にドイツやフランスを参考に立法した後、GHQ占領下でアメリカの強い影響を受けたためです。
絶対に学ぶ必要がある時代ですので、戦国時代や江戸時代を勉強して明るい気持ちになった後、この時代を勉強しましょう!
ただ、歴史小説は客観的とは言い難いものが多いので、解説本を読むことが必須です。
まとめ
いかがだったでしょうか。
歴史を学ぶのにオススメな時代とそれぞれの時代の特徴を書きました。
歴史初心者には戦国時代が、芸術・文化に興味がある人には江戸時代が、現代日本の根幹を知りたい人には明治時代以降がオススメです。
ちなみに、私の場合、江戸時代を描いた捕物帳から歴史に興味を持ちました。
そこから、徳川家康が活躍した戦国時代を学び、江戸末期への興味から明治から昭和について調べました。
現在は、同じ時代に日本と他国がどのような状況だったか調べています。
世界史については初心者なので、入門にオススメな時代や地域があったら教えてもらいたいですね。